スライサーに伝えたい、ティーグラウンドの立ち位置の損得の話。
前回の投稿をご確認いただけておりますか?
見ていない方は↓を見てください。
ビギナーがやりがちなティーングエリア位置選択のミス – 宝塚のゴルフ練習場・ゴルフスクール|リバレゴルフヴィレッジ
今回もティーグラウンドの使い方になります。
前回はドッグレッグのコースでのティーグラウンドの使い方の目安をお伝えしましたが、
今回はそこまで特徴のない、ティーグラウンドからピンが見えるようなコースでの
ティーグラウンドの使い方をお伝えできればなと考えております。
ここで大事になるのは、ご自身の打った球が
左右のどちらに曲がりやすいのかの把握です。
右に曲がりやすいのですか?
左に曲がりやすいのですか?
これは個性ですので、どちらでも良いのですが
これを把握していないと、ティーグラウンドの位置を有利に選ぶことができません。
では、具体的にどのように選ぶのが良いのでしょうか?
急角度な話題の転換をしますが、
『1:1:√2』
という数字はご存じですか?
懐かしいと感じられる方もいらっしゃるでしょう。
直角二等辺三角形の辺の比ですね。
ここで直角の頂点から向かいの辺へ垂線を引きます。
この辺の長さは実測すると√2の半分になります。
ここからが本題です。
20y飛距離がでて20y曲がる球を打っているとしましょう。(現実的ではないのは重々承知しています。)
ティーグラウンドの右に立つか左に立つか選択をこの例で比較したいと思います。
この時に大事なことはコース幅に対する曲がり幅の割合です。
世の中の曲がり傾向の割合から
スライスしているものとして考えていきます。
ティーグラウンド左からコース全長に対して平行に打ち出した場合、
前述のとおりですが、20y真っすぐ飛んで20y曲がります。
フェアウェイの幅はだいたい平均的に30y程度なので収まりはしますが、
打ち出し方向が担保されているからこそ成立するような危うさが付きまといます。
きっちり打ったとしても10yの心の余裕になります。
では、ティーグラウンドの右に立って打っていくとどうなるのでしょうか?
この時にコース幅を一杯に使うようにします。
ティーグラウンドの右からフェアウェイ左サイドに真っすぐ打ってもいいように
コースを斜めに横切るようなイメージの方向に構えます。
同様に20y曲がるにしてもコースの横幅に対する曲がり幅が少ないことが分かるはずです
仮に正確に斜めに真っすぐ打ち出したとして
曲がり幅は約14y程になります。(20yに対する√2/2を計算すると約14yとなります。)
コース幅に対して16y分の余裕があります。
つまり、前者と後者では打った球の質こそ同じなのに
構えている立ち位置と向きの違いだけで
コース幅に対して33%しかない余裕で戦っているのか
コース幅に対して約50%の余裕で戦っているのかの違いが出ます。
同じ球質で17%も余裕が変わると話が変わってきます。
1度や2度の試行回数では差がつかないかもしれませんが、
100回、200回になると確実な差になります。
これが200y飛んで20yスライスしても同じ意味です。
こんなものは試行回数という分母が大きくなればなるほど確率的に安定します。
スイングとしての誤差は変わってはいません。
構える方向を確率的に適正化しているだけです。
技量が向上して曲がりが少なくなっているわけではありません。
同じスイングです。
要するに三角定規の置き方を変えただけなんです。
置き方を変えるだけで、コースの横幅に対する定規の横幅の
収まり方が違うよねと言っているだけのトリックです。
ここまで読んでもらった人は
『なーんだ、そんなことか!』
と、思う事でしょう。
ゴルフの技術なんてその程度のことです。
たいしたことはありません。
気付くか気付いてないか程度の些細な差です。
そんな小さな工夫をコツコツ繰り返して
1hでは目に見える差がつかないものですが、
18h分、積みあがった時にスコアの差として出てくるものなので、
塵も積もれば山です。地味な工夫を無意識に毎回出来るようにしましょう。
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